広告音楽ハンドブック

JAMとは? 広告音楽ハンドブック JAM会員リスト                    



MPA「CM使用(既成曲)統一フォーム」について
(社)音楽出版社協会の実務研究会CM研究会ではコマーシャル音楽に関わる問題点について討議を重ね、1995年2月、コマーシャルへの楽曲使用の円滑をはかり、著作権者の保護を推進するために、その使用承諾についてのMPA統一フォーム(既成曲)を完成させました。続いてタイアップ曲、委嘱曲についてもMPA統一フォーム作成をめざし検討を続けていきます。なお、この承諾書は1枚20円でMPAにおいて頒布されています。

CMへの楽曲使用については、1990年にJASRAC「著作物使用料規程」第12節第13項に「コマーシャル放送用録音」の規定が設けられ、内外国曲間にあった格差が是正されたものの、「著作権信託契約約款」の規定はいぜんとして「著作権の信託及び管理に関する経過措置」であり、「一定の範囲」の内容についても論議が絶えず、解釈をめぐって使用者側とのトラブルが少なくない。また、既成曲についてはまだしも、タイアップ曲についてはその使用実態が流動的な面もあり、JASRACにも対応する規定がなく、商習慣としてのルールもまだ定まっているとは言い難い。しかも、レコードのプロモーションに有効という見方が根強くあるために、タイアップ獲得競争が盛んに行なわれており、問題発生の原因の一つにもなっている。CM研究会としては、権利関係のはっきりしている既成曲からまず使用承諾書を作り、これを普及させることによって使用条件を明確にし、文書で残し、無用のトラブルを避け、CMへの楽曲使用を促進しようと考えている。MPA統一フォームとしての承諾書を使用する中で、著作権についての認識を広告主、広告代理店、CM制作会社、レコード会社に深めてもらおうという狙いもある。
このため、承諾書MPA統一フォームの使用は、音楽出版社による著作権保護のためのキャンペーンとも考えられ、すでに、承諾書のフォームを独自に持つ音楽出版社も含めた広範な参加が望まれる。少なくともMPA会員社の楽曲を使用する場合には、MPA統一フォームの使用が求められるという認識が、使用者側に行き渡る状態が望ましい。CM研究会では今後、広告主協会、ACCなど使用者側団体にもMPA統一フォーム使用を申し入れて行くことにしている。承諾書MPA統一フォームは、印刷実費で頒布することが理事会で決まったが、これはあくまで無料では粗末に扱われる恐れがあるということからであり、会員各社にはキャンペーンの趣旨にそって使用協力が期待される。なお、承諾書は1994年6月の総会後の説明会で公表され、いくつかの疑問点が提出されたが、その後、CM研究会で再度関係者から意見聴取を行ない、完成にごぎつけた。

(社) 音楽出版社協会(MPA)
実務研究会CM研究会


BACK MENU NEXT